本研究は、「音楽の演奏表現」に焦点を当て、人間—機械系として最適な演奏デザインの方法論の構築を目指したものである。既存の演奏デザイン支援システムを用いたユーザ分析を通じて、音楽経験者の思考に配慮したインタフェースデザイン全般の再検討を要することとなり、演奏表情付与におけるユーザの自然な動作に関する広範囲の調査を進めつつ、研究領域全体に対し改めて、音楽の認知・演奏動作・生成演奏の聴取評価等に巻する問題意識を共有するためのワークショップやコンテスト、ディスカッションセッション、デモンストレーションを国内外で行った。
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