研究課題
若手研究(B)
戦前期のプロレタリア文学運動の中で、これまで十分に研究されてこなかったアナキズムの文学について研究をおこなった。基本的な文献情報を整理し、データベースを作成した。また、それらを活用しつつ、アナキズムの詩人について作品研究をおこなった。具体的には、萩原恭次郎、岡本潤、伊藤和の詩を分析した。また、これまで詳細が知られていなかった雑誌『エクリバン』の目録を公開した。他に有島武郎とアナキズムとの関係についても考察した。
日本近代文学