研究課題
若手研究(B)
『出雲国風土記』の写本には2つの系統があるとされている。本研究で調査研究の対象にした日御碕本『出雲国風土記』と『出雲風土記抄』は、別々の系統だと説明される。しかし、この点に疑義を呈したのが本研究である。調査の結果、『出雲風土記抄』が日御碕本の訓読に基づいて風土記本文を作っている例が存在していた。そのため、日御碕本と『出雲風土記抄』は別々の系統の風土記本文を伝えているのではなく、近い関係にあるという結論を得た。
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早稲田大学日本古典籍研究所年報
巻: 7
上代文学
巻: 112