当初の研究目的はイギリス、アイルランド、アメリカ、オーストラリアの現代詩の中に「癌」がどう表現されているかを分析することでした。国立図書館などでの資料収集により、学術論文の発表、国内外の学会での講演、研究書の出版を成し遂げることができました。この3年間で現代詩の中の癌の表現についての3本の論文の執筆、発表を行い、もう1本の論文も2015年に出版予定です。それに加え、日本、イギリス、アメリカにおいて、合計9の学会で研究発表も行いました。この研究の最も大きな成果は2015年9月にイギリスとアメリカで出版予定の研究書「癌の詩」で、様々な現代詩人が詩の中でどう癌を表現したかが、この本の主題です。
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