研究課題
若手研究(B)
本研究では、19世紀前半から現代にかけて南太平洋島嶼部を舞台に書かれた英語文学作品(いわゆる南海物)の中から、特にR. M. バランタイン、R. L. スティーヴンソン、サマセット・モームなどの作品を比較・分析し、それらが一連の影響関係にある文学的系譜を形成していることを明らかにした。具体的には、(i)バランタインの初期から晩年にかけての三作品を比較する研究、(ii)スティーヴンソンとバランタインの影響関係を論じた研究、(iii)モーム作品に見られる楽園幻想の消滅を論じた研究、などを行った。
英文学