研究課題
若手研究(B)
イングランドを中心とした、中世ヨーロッパの様々な言語やジャンルの作品における超自然現象の記述にあたり、当時の人々が、古代からの知識に基づきつつ、自分たちの理解の範疇外にある出来事をいかに記述し受容してきたかを分析した。不可思議な物事を語る際には、様々な語りの手法や工夫があり、何を主眼とするかによる記述の変化も見られた。古代からの知識の継承に従い、情報が複雑化して発展していく様子がわかり、当時の知的活動の一端が明らかになった。
中世英文学