H24年度は、持続可能性日本語教育のシラバス・教材試作と実践での運用を国内で行い、グローバル化社会を生きる「群像」と、自他が一蓮托生なことを実感する「食」に関するテーマが、自他・世界の関係とそこでの生き方を意識化させると確認した。H25年度は、海外の日本語教師研修での教材の応用と教師の意識を調査し、教師が世界認識醸成の必要性と教師の役割に対する不安を感じていることを示した。H26年度は国内の実践を対象とし、学生に対する教師のフィードバックを分析した。教師自身の自問自答プロセスを学習者に提示、学び手の思考を承認しながら、情報提供や精緻化、自発する問いの促進、などがその特徴として見られた。
|