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2013 年度 実績報告書

英語学術論文作成を目的としたピア・レビューの活用法―科学論文に焦点を当ててー

研究課題

研究課題/領域番号 24720255
研究機関京都大学

研究代表者

リー シーチェン・ナンシー  京都大学, 国際高等教育院, 講師 (60512308)

キーワードピア・レビュー / 理系英語学術論文 / 論文執筆
研究概要

学術論文の執筆は理系大学生にとって大きな課題である。グローバル的に活躍するために、英語の「書く」力を確保しないといけない。先行研究(科研課題番号21820010)では、理系英語学術論文に関する基礎研究が行われた。論文執筆のための指導法や教材が考察された。その結果、大学生の論文執筆能力を向上させるためにピア・レビューが高い効果をもたらしたことが実証された。本研究は英語科学論文執筆のため、ピア・レビューの活用とその効果を考察した。京都大学の必修英語学術ライティング授業(合計三つのクラス、100人の理系大学一年生)から参加者を集めた。被験者を3つのグループ、対照群、 実験群1及び実験群2に分けた。Pre-testでは被験者全員にone paragraph (200 words)を書かせ、内容、構成、語彙、文法など観点から分エラー傾向析を行った。Treatmentではピア・レビューを実験群1及び実験群2のクラスに導入した。実験群1のクラスでは被験者は日本語を利用し、ピア・レビューを行った。実験群2のクラスでは被験者は英語を利用し、ピア・レビューを行った。Post-testでは被験者全員に同じone paragraph(200 words)を書かせ、内容、構成、語彙、文法など観点から分エラー傾向析を行った。結果として対照群より、実験群1及び実験群2の被験者のライティングが上達することができた。また、実験群2より実験群1のライティング能力の方が上達することができた。本研究から日本人大学生の英語学術論文執筆能力の上達に、ピア・レビューは効果であったことが分かった。また、日本語によるピア・レビューの効果が一番高かったことが分かった。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2013

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] Vocabulary Research Has Come a Long Way, But Seems to Have Limited Influence in the Classroom2013

    • 著者名/発表者名
      Mclean Stuart & Lee Shzh-chen Nancy
    • 雑誌名

      English Language Journal

      巻: 6 ページ: 43, 50

    • DOI

      10.5539/elt.v6n10p43

  • [学会発表] Effective usage of peer review in the academic writing classroom2013

    • 著者名/発表者名
      Lee Shzh-chen Nancy
    • 学会等名
      KUIS Conference
    • 発表場所
      Kansai University of International Studies
    • 年月日
      20130720-20130720
  • [学会発表] Speaking fluency development through collaboration. Pan-Sig Conference2013

    • 著者名/発表者名
      Lee Shzh-chen Lee
    • 学会等名
      Pan-Sig Conference
    • 発表場所
      Nanzen University
    • 年月日
      20130518-20130519

URL: 

公開日: 2015-05-28  

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