研究課題
若手研究(B)
7世紀から8世紀の日本では、都城・寺院・墳墓などの巨大な建造物が多く造られた。本研究では、このうちの寺院の建造について、官司機構の面から明らかにすることを目的とする。検討に先立ち、寺院造営に関する史料を簡便に調べられるように、当該期の歴史資料を網羅的に調査して「日本古代寺院造営データベース」を作成した。これを基に、もっとも多くの史料が残る東大寺を中心に検討をおこない、東大寺の造営における人員組織と官司機構の一端を明らかにすることができた。
日本古代史