研究課題
若手研究(B)
中世前期の女院・后(以下、両者を総称して「女性院宮」の語を用いる)の文化圏の様相を明らかにするべく、女性院宮とその実家の関係や女性院宮を取り巻く人々(特に女性院宮のもとで文化の主要な担い手となる女房)について調査し、以下の成果を得た。ⅰ多くの女性院宮にとってのスタートラインである天皇や東宮との婚礼のあり方(用途負担のあり方・奉仕者の役割等)。ⅱ女性院宮の女房の成立過程・序列及び職掌等。ⅲ西園寺家出身の女性院宮の実家における役割及び和歌文化圏との関係。
日本中世史