研究課題
若手研究(B)
日本の植民地政策史は、戦前は主とし開発のための行政機関による参照材料として用いられてきた。その一方で植民地への政治的差別への批判論も並立していた。戦後の植民地史も評価方法は二項対立だった。本研究では、植民地支配を評価する上で、台湾人による植民地政策の対案提示という現実的な課題解決の歴史があったことを発見した。その植民政策は、コスモポリタン的な植民政策であった。
東アジア近代史