研究概要 |
①昨年度に引き続き、東京都公文書館所蔵の「芸娼妓解放令」関連史料の収集をおこなった。収集した史料は翻刻をすすめるとともに分析をおこなった。その成果の一部は、第51回部落問題研究者全国大会(2013年10月27日於同志社女子大学)で報告した。(報告タイトルは「公娼制度の近代転換期」)。本報告をベースに、「公娼制度の近代転換期(『部落問題研究』208号、2014年4月刊行予定)を執筆した。 ②「19世紀金沢の茶屋町と出会宿」(『シリーズ遊廓社会1 三都と地方都市』2013年)を執筆した。本稿をベースに、都市史学会2013年度国際学術大会(韓国、2013年6月1日)で報告した。(報告タイトルは「金沢の茶屋町と都市社会」)。その成果は都市史学会編『都市研究:歴史・社会・文化』第9号に収録された(原文ハングル)。 ③本年度から、「芸娼妓解放令」後の公娼制度の展開について明らかにするための作業として、民事判決原本データベースの関連史料の収集を開始した。史料の一部は翻刻し、その成果の一部を、yale大学でのworkshop(Embodied Histories: New Perspectives on Prostitution and Disease in Modern Japan,A bilingual workshop sponsored by CEAS,Wednesday, March 26, 2014 )で報告した。
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