研究課題
若手研究(B)
本研究では、元代の都である大都(現在の北京)がどのように発展していくのかについての検討を行った。まず、大都の東部である斉化門(現在の朝陽門)を中心とする地区の発展について考察した。次いで大都と通州を結ぶ通恵河の開削工事とその運用、そして明代での改修工事の実態について検討した。以上の検討により、完成した大都が元代中期から後期にかけてどのように発展したのかが明らかになった。加えて、この大都の明清北京城に継承された部分とされなかった部分とが明らかになった。
人文学