研究課題
若手研究(B)
本研究の目的は、20世紀前半期におけるカナダ製造業の発展過程をイギリス、アメリカ合衆国との関係に留意しながら解明することである。本研究の成果として、カナダ製造業が保護主義の強化、帝国特恵関税体制構築によるイギリス帝国、特に他自治植民地との経済関係強化、第一次大戦期以降のアメリカからの資本投資、技術移転を通じて、イギリス帝国内、そして北米経済圏内における一定の地位を占めようとしていたことを明らかにした。
西洋史