研究課題
若手研究(B)
本研究の目的は,情報技術の活用による地域医療の再編過程を一般化することである。韓国と台湾の地域医療を比較分析することによって,ICTの急速な普及における普遍的要因と地域固有の要因を区別し,日本の地域医療を相対化するとともに,情報技術を活用した地域医療の再編過程における理論化を目指した。本研究で得られた成果は,①日本において,特定の医療機関がボトムアップで情報技術を部分的に構築,導入した結果,供給における地域格差が助長される可能性があること,②東アジア諸国のうち,韓国は大病院のボランティア主義によって,台湾は政府のトップダウンによって,情報技術を活用した医療供給を実現していたこと,である。
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地理科学
巻: 68巻3号 ページ: 165-176
과학기술정책지
巻: Vol.22, No. 3 ページ: 109-122