研究課題
若手研究(B)
インド洋海域のネットワークをオマーン移民の視点から解明することを目的とし、この3年間でオマーンの首都マスカットを中心に海外調査5回を実施し、オマーンと東アフリカのあいだを移動していた人々やその末裔にインタビュー調査を実施するかたわら、アラビア語資料の収集に努めた。それらの分析をもとに国内外で積極的に学会発表をし、日本語、英語双方で論文執筆をおこなった。インド洋西域における交易の主要な担い手であったオマーン移民のネットワークの歴史的展開と現状の一側面があきらかになったと考える。
文化人類学、中東地域研究