研究課題
若手研究(B)
本研究の目的は、アメリカ黒人の社会運動において、人種、階級、宗教がどのように交錯しているのかを、アフリカ由来の神々、オリシャを崇拝する運動を事例に考究することであった。より具体的には、中産階級の成員(多くを女性が占める)が、下層階級を中心に発展してきた原理主義的かつ男性覇権主義的な運動といかに関わってきたのか、また、中産階級の参入によって、宗教文化の実践や運動の実践形態がいかに変容したのかを文化人類学的視点から検討した。
文化人類学、アメリカ研究