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2015 年度 研究成果報告書

価値観としての母親業:その再生産の仕組み

研究課題

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研究課題/領域番号 24720395
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 文化人類学・民俗学
研究機関国際基督教大学

研究代表者

森木 美恵  国際基督教大学, 教養学部, 准教授 (00552340)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2016-03-31
キーワード母親業 / 価値観 / 女性の労働 / 少子化 / 夫婦の親密性
研究成果の概要

本研究では、東京での未婚・既婚男女によるフォーカスグループデータの分析から、1)現代日本社会においても母親業は根強く重視されており、2)そのため女性は「我慢を重ねて」でも社会が要求する良い母親の文化的基準に達しようと努力しており、また頑張るべきであると考える傾向にある、3)また、母子接触を重視する価値観から、妊娠・出産・子育て期を通じての継続した女性の労働にはつながりにくい文化的仕組みがある、という知見がもたらされた。今後の女性労働力率の上昇のためには、母親の継続した市場労働を、「子供にとって良いことだ」とする価値観のシフトが必要になるであろう。

自由記述の分野

人類学(人口人類学)

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公開日: 2017-05-10  

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