ヨーロッパ不法行為法に関する方法論的分析

2013 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 24730065
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 民事法学
• 研究機関: 北海道大学
• 研究代表者: 山本 周平 北海道大学, 大学院法学研究科, 准教授 (10520306)
• 研究期間 (年度): 2012-04-01 – 2014-03-31
• キーワード: 不法行為法 / ヨーロッパ不法行為法 / DCFR / オーストリア損害賠償法

研究概要

本研究では，ヨーロッパ不法行為法に関する議論，具体的には，オーストリア損害賠償法の改正をめぐる議論と，共通参照枠草案（DCFR）第VI編の検討を行った。そこでの検討を通じて，ヨーロッパ不法行為法に関する議論には，不法行為法の基本規定のあり方や，厳格責任の規律内容および規律形式など，わが国の不法行為法の改革にとっても参考になるべき点があることを示した。

研究成果

• [雑誌論文] ヨーロッパ不法行為法の一断面――共通参照枠草案(DCFR)第VI編の検討 (2013)
  • 著者名/発表者名: 山本周平
  • 雑誌名: 北大法学論集 巻: 64巻3号 ページ: 1-69
• [学会発表] 虚偽情報による投資家被害――ドイツの判例を中心に (2014)
  • 著者名/発表者名: 山本周平
  • 学会等名: 金融法研究会
  • 発表場所: 於北海道大学(札幌市)
  • 年月日: 2014-03-01
• [学会発表] 無過失責任としての製造物責任?――とりわけ指示・警告上の欠陥について (2014)
  • 著者名/発表者名: 山本周平
  • 学会等名: 札幌民事実務研究会
  • 発表場所: 於札幌地方裁判所(札幌市)
  • 年月日: 2014-02-14
• [学会発表] 抗がん剤イレッサの副作用と製造物責任法上の欠陥の有無 (2014)
  • 著者名/発表者名: 山本周平
  • 学会等名: 北大民事法研究会
  • 発表場所: 於北海道大学(札幌市)
  • 年月日: 2014-01-31
• [学会発表] 不法行為法における『純粋財産損害』に関する立法課題 (2013)
  • 著者名/発表者名: 山本周平
  • 学会等名: 現代不法行為法研究会
  • 発表場所: 於キャンパスプラザ京都(京都市)
  • 年月日: 2013-07-28
• [学会発表] 金融取引における不法行為とドイツ不法行為法の基本構造――能見善久『投資家の経済的損失と不法行為法による救済』を手がかりとして (2013)
  • 著者名/発表者名: 山本周平
  • 学会等名: 金融法研究会
  • 発表場所: 於北海道大学(札幌市)
  • 年月日: 2013-06-08
• [学会発表] ヨーロッパ不法行為法の一断面――共通参照枠草案(DCFR)第VI編の検討 (2013)
  • 著者名/発表者名: 山本周平
  • 学会等名: 京都大学民法研究会
  • 発表場所: 於京都大学(京都市)
  • 年月日: 2013-02-09
• [学会発表] ヨーロッパ不法行為法の一断面――共通参照枠草案(DCFR)第VI編の検討 (2012)
  • 著者名/発表者名: 山本周平
  • 学会等名: 北海道大学民事法研究会
  • 発表場所: 於北海道大学(札幌市)
  • 年月日: 2012-12-14
• [図書] 不法行為の成立要件:権利侵害『Law Practice民法II債権編〔第2版〕』(千葉恵美子・潮見佳男・片山直也編) (2014)
  • 著者名/発表者名: 山本周平
  • 総ページ数: 259-266
  • 出版者: 商事法務
• [図書] 「第VI編第1章」「第3章」「第4章」「第6章」「第7章」クリスティアン・フォン・バール/エリック・クライブ/ハンス・シュルテ-ネルケ/ヒュー・ビールほか編/窪田充見・潮見佳男・中田邦博・松岡久和・山本敬三・吉永一行監訳『ヨーロッパ私法の原則・定義・モデル準則共通参照枠草案(DCFR)』 (2013)
  • 著者名/発表者名: 山本周平訳
  • 総ページ数: 251, 254-257, 258-259 , 261-262 , 263
  • 出版者: 法律文化社
• [備考]
  • URL: http://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/bitstream/2115/53396/1/HLR64-3_001.pdf