抵当不動産の第三取得者の法的地位に関する学説史研究

2014 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 24730067
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 民事法学
• 研究機関: 東北大学
• 研究代表者: 阿部 裕介 東北大学, 法学(政治学)研究科(研究院), 准教授 (20507800)
• 研究期間 (年度): 2012-04-01 – 2015-03-31
• キーワード: 抵当権

研究成果の概要

抵当権に関する現在の法学説は、抵当権の効力を抵当権者と目的不動産との関係として捉えることを共通の前提としている。
これを克服するため、この研究では、抵当権設定者から抵当不動産を取得した第三取得者に対する抵当権の効力に着目して、これを論じた学説の歴史を研究した。
その結果、上述したの共通前提が19世紀学説の産物であること、それ以前は、より合目的的な形で各種利害関係者に対する抵当権の効力を個別に論じていたことを明らかにした。

自由記述の分野

民法