研究課題
若手研究(B)
本研究は、親権の内容の一つとされる財産管理権が共同で行使されることの意味を明らかにすることを目的として、フランスの親権委譲制度(親権を第三者が行使する可能性を認める制度)を参照して分析に取り組んだ。その結果、分担委譲(委譲者たる父母と被委譲者たる第三者とが親権を共同行使できる類型の委譲)の可否を決するにあたっては、委譲者と被委譲者と子が共同生活関係にあることが考慮される傾向にあるものの、財産管理権に関しては、共同生活関係があることを根拠としてこれを認めるという発想は乏しいことが明らかになった。
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家族<社会と法>
巻: 29号 ページ: 123-136