研究課題
若手研究(B)
本研究の目的は東南アジアにおける情報公開法の制定過程に着目し、情報公開法制定を阻害したり促進したりする要因を明らかにすることにあった。インドネシアとマレーシアのスランゴール州を中心に実施した資料収集とフィールドワークを通じて、従来とは異なる政治的機会構造の下でNGOや社会運動の役割や、市民社会組織とのネットワークを有する政治家の存在が情報公開法の制定を進める重要な要因であったことが明らかになった。
比較政治学、東南アジア地域研究