研究課題
若手研究(B)
日本の有権者の統計分析を通じて以下のことが明らかとなった。第一に、有権者のリスク回避的な態度は不確実性の高い野党に対する支持を弱める一方、リスク受容的な態度は与党から野党へのスウィングを促す。第二に、リスク受容的な有権者ほど自民党について分割投票を行わず、大きな現状変更を進めようとする政権の基盤強化を促す。第三に、有権者は安全保障政策について考える際、「巻き込まれる」リスクは受容する傾向にある一方、「見捨てられる」リスクを回避する傾向にある。
政治学