研究課題
若手研究(B)
本研究は、旧ユーゴスラビア諸国における民主主義の質について、一次資料の収集と関係者への聞き取り調査に基づいて実態を明らかにし、その規定要因を明らかにすることを試みた。おもな研究成果として、汚職対策機関など公職者の監視・抑制のための国家機関、メディア、NGOなどをめぐる制度整備の経緯および実態について多くの知見が得られ、またこの地域の民主主義の質の規定要因として国内マクロ要因(経済状況等)、国内アクター要因(野党の強さ)、国外アクター要因(EUなどの国際機関)が重要であることが明らかとなった。
比較政治学、旧ユーゴスラビア地域研究