(1)日本については、まず、首相の日常の行動をデータ化した「首相動静データ」を、大平正芳内閣から宮澤喜一内閣までにかけて、研究補助員2名と共に作成した。続いて、既存の「首相動静データ」を用いた研究を再検討すべく、この新たなデータを含む「首相動静データ」を用いた研究を行い、1度の学会報告と論文の執筆1本を行った。 (2)アメリカについては、アメリカ大統領の立法活動に関する文献収集と先行研究のリヴューを引き続き行った。つづいて、既に研究代表者が作成していた、ビル・クリントン政権第1期の4年間(1993-1996年)における、Bill Clinton大統領のスケジュール(Schedule)をデータ化した「スケジュール・データ」の見直し作業を、研究補助員1名と共に作成した。このデータを用いた分析は、現在執筆中の単著の1章を構成する予定である。
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