研究課題/領域番号 |
24730147
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研究機関 | 島根県立大学 |
研究代表者 |
石田 徹 島根県立大学, 総合政策学部, 講師 (90386524)
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キーワード | 日朝関係 / 外交秩序 / 外交儀礼 / 対馬 |
研究概要 |
1.長崎県立対馬歴史民俗資料館での史料収集:平成25年7月11日~19日にかけて長崎県立対馬歴史民俗資料館の宗家文庫を調査し、主に前近代の外交儀礼に関係する史料を中心に収集した。 2.韓国国史編纂委員会での史料収集:平成25年10月12日~20日にかけて韓国国史編纂委員会所蔵の宗家文庫を調査し、前近代~近代初期の日朝外交に関係する史料を収集した。 3.外務省外交史料館・国会図書館憲政資料室での史料収集:外交史料館については平成25年5月7日、明治初期の日朝外交に関連する史料を収集し、憲政資料室については平成26年1月20日、22日、広沢真臣関係文書、副島種臣関係文書を調査し、史料を収集した。 4.研究成果の発表:平成24年度に収集した宗家文庫の史料分析を基に、「明治八年書契(外務大丞書契)の作成過程の一端」と題する小論(書き下ろし)を拙著(『近代移行期の日朝関係』)に収録して公表した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
前年度に引き続き、史料の収集は順調に進んでおり、所期の成果を得ることができた。現在収集した史料の整理・読解に当たっているところである。
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今後の研究の推進方策 |
今年度は、基本的にこれまでに収集した史料の分析に努めることに主眼を置くが、長崎県立対馬歴史民俗資料館・韓国国史編纂委員会所蔵の宗家文庫のさらなる史料調査も平行して行う計画である。
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次年度の研究費の使用計画 |
当該年度は20000円の未使用分が生じた。当該年度は韓国出張・対馬出張など多くの出張が控えていたため年度当初より極力節約を心がけていたことと、韓国での史料収集にかかる費用を万一のためにやや多めに見積もっていた結果と考えている。 概ね前年度と同様の計画を考えている。すなわち、1.出張は、国内:東京数回・対馬1回で、関連学会・研究会への参加や史料調査、国外:韓国1回で、史料調査を予定しており、2.物品については、日朝外交関係の書籍、ならびに整理のための事務用品などの購入を予定している。
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