研究課題
若手研究(B)
本研究は、金融危機後のグローバル金融秩序のあり方について、カール・ポランニーの「埋め込み」概念を一つの手がかりに、グローバル金融が社会に埋め込まれるうえでの制度の特性と多様性を検討した。そこでは、経済が社会に「埋め込まれた」秩序と「離床した」秩序という二項対立的な見方は生産的ではなく、むしろ経済が社会に埋め込まれている多様なあり方に注目すべきであること、またその際、経済と社会を結ぶ多様な「制度的配置」を分析すべきであることを指摘した。
国際関係論、国際政治経済学