研究課題
若手研究(B)
本研究は、高度成長期の日本の経済外交政策の展開を、貿易・資本自由化、国際金融、南北問題の観点から明らかにすることを目的としてきた。研究の結果、当該期の日本の経済外交における核心的な課題が「国際収支の均衡」にあり、特に米国との間には、この時期の貿易自由化・輸出自主規制・ドル防衛協力・直接投資に関する諸交渉を通じて、国際収支をめぐる相互協力関係が通じて形作られていったことが明らかとなった。
日本外交史