研究課題
若手研究(B)
最小費用木問題などのネットワークの形成・維持費用を複数の利用者で適切に分配する問題を中心とした,複数経済主体による余剰配分問題を理論的に考察した.公理的手法を主とし,とくに余剰配分が無駄なく行われるという効率性や,余剰を生み出した主体が互いに不満をなるべく持たないようにするという公平性を重視しながら,現実に見られるオークションのルールや,提携型ゲーム理論における既存の余剰分配ルールに新たな特徴付けを与えた.
ゲーム理論