研究課題
若手研究(B)
これまでの研究で得られた研究成果は以下の二つである。一つ目は動学構造推定モデルを応用し、企業結合がもたらした厚生評価を行ったもの、二つ目は、生産関数の推定を通じて、企業結合と生産の効率性の関係を分析したものである。双方とも、日本のセメント産業で起きた企業結合を取り上げ、需要が減少していく衰退産業という同産業の特徴を捉え、設備廃棄という意思決定問題を明示的に扱い、生産効率性と経済厚生への影響を推定している。
実証産業組織論