本研究は、寄付やボランティアについて行動経済学的見地から分析し、利他的行動の意思決定メカニズムを実証的に明らかに使用とするものである。 平成24年度は、災害時と平時の寄付・ボランティア行動に関する比較を行った。平成25年度は、寄付・ボランティアの国際比較、家族と他者への援助の動機の比較について、日本とアメリカを対象に行ない、インセンティブ制度の効果やファンドレイジングに関する情報収集も併せて行った。平成26年度は、前年度までの研究の精緻化と再度のヒアリング調査、研究成果発表準備、追加分析等に費やした。平成27年度は、研究成果の発表と論文作成を中心に行い、制度効果に関する論点整理を行った。
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