研究課題
若手研究(B)
本研究は、貿易と資金調達における為替リスクが新興国に及ぼす影響を分析し、どちらがより深刻な影響を新興国へもたらすのかを検証した。その結果、外貨建て信用制約が存在する場合には、新興国の直面する為替リスクでは資金調達を通じた影響が非常に大きく、その貿易開放度や浸透率の程度にかかわらず、貿易における為替リスクよりも、資金調達為替リスクを抑制する為替政策を採ることで新興国経済の安定に資することが示された。
社会科学