平成26年度は、聞き取り調査を進めるとともに、本研究プロジェクトの最終的な成果をワーキングペーパー(Entrepreneurial Spin-Outs and Vanishing Technological Trajectory: Laser Diodes in the U.S. and Japan)として書き上げた。また、ワーキングペーパーを書き上げるプロセスにおいて、一橋大学イノベーション研究センターのフォーラムで発表した。また、この論文は、国際ジャーナルに投稿した。現在、査読中である。 具体的な研究成果の内容としては、既存企業からのスピンアウトが、既存の技術のトラジェクトリーの水準を低める効果があることが事例分析から明らかになったとともに、モデル分析を使って一般的にもこの論理が成立することを明らかにした。
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