研究課題
本研究では、若者世代のデジタルアイデンティティ構築に関して、学会報告および研究論文が研究成果の実績として提出された。そこでの論点は以下の2点である。一つは、デジタルアイデンティティの構築がリアルアイデンティティ構築や形成に与える影響についての考察である。二点目は、エドワードスノーデンのケースに対する若年世代の反応について、アンケート調査を実施し、デジタルアイデンティティの要素となる個人情報の利用状況に対する意識についての検討である。1点目に関しては,「自己同一性」および「解離」という精神病理学の概念およびそこでの議論をふまえながら,若者、とくにアイデンティティの未発達な青少年のオンライン空間での情報発信行動によって生じる影響について考察し,そのリスクをアイデンティティ構築の観点から考察したものである.2点目に関しては,日本,中国,メキシコ,スペイン,スウェーデンなどで,エドワードスノーデンのケースに対する若者の認識や意識について調査し,ソーシャルメディア上で提供される個人情報によって形成されるデジタルアイデンティティの構築が、スノーデンによる告発によって影響を受けたのか、また彼らにとっての情報発信行動がどのように認識されているのか,また,その行動を変えうるのかについて考察した.
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すべて 国際共同研究 (2件) 雑誌論文 (4件) (うち国際共著 3件、 査読あり 4件、 謝辞記載あり 3件) 学会発表 (6件) (うち国際学会 3件) 図書 (1件) 備考 (1件)
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http://www.kisc.meiji.ac.jp/~ethicj/