本研究の目標は、トップマネジメントが市場志向を強調した場合に、リーダーシップ・スタイルが市場志向そして事業成果にどういった影響を与えるかを解明する事にある。初年度では市場志向とリーダーシップ・スタイルに関する先行研究のレビューを試みている。その結果、両者のメカニズムを扱った研究がほぼ取り組まれていない事を確認した。次年度では、トップマネジメント層にインタビューを実施し市場志向とリーダーシップの関係を探索した。この結果を基に命題モデルを提示している。翌年には、命題モデルを基に既存概念を援用し仮説モデルを構築した。最終年度は、製造業の事業部長約4500名に郵送調査を実施し仮説の検証を試みている。
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