研究課題/領域番号 |
24730435
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研究種目 |
若手研究(B)
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研究機関 | 目白大学 |
研究代表者 |
牛山 佳菜代 目白大学, 社会学部, 准教授 (20507751)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | 地域メディア / 地域新聞 / メディア・エコロジー |
研究概要 |
本研究では、地域に最も近い身近な媒体として根づいてきた「地域紙」に着目している。資料調査、経営者調査、内容分析調査による「地域紙」研究を通じて、地域社会における地域情報の意味、位置付け、災害時及び被災地以外での地域情報提供・流通の在り方について考察するものであり、これにより、地域活性化や被災地の復興にも関連する地域情報の在り方について提言することを最終的な目的としている。 平成24年度は、主に1.基礎資料収集・分析(①先行研究の整理・分析/②調査対象事例の抽出にかかる資料収集),2.分析枠組みの構築(訪問調査を含む)を実施した。特に、先行研究を精査した結果、地域新聞の記者に関する資料が少ないことが判明し、訪問調査において、記者の置かれている環境も複合的に把握することとした。 今年度は、すでに把握できた国内事例に関して訪問調査を実施し、現状及び問題点等の聞き取りと合わせて記者に対する質問紙調査を同時に実施した。訪問した新聞社は、岡谷市民新聞社、市民タイムス、夕刊デイリー新聞社、今日新聞社の4社である。調査項目は、企業概要(設立経緯、社史、現在の運営状況等)、経営者のプロフィール(業務に関わることになった経緯等)、発信しているコンテンツの特徴・内容、インターネットの活用状況、地域における他のメディア媒体(他新聞社、コミュニティFM等)との連携状況、社内における「担い手(経営者、記者、営業職等)」育成の現状、課題、今後の展開(御社、地域紙、地域メディア)に関する考え等である。4社は各々置かれている環境は異なるが、共通点として、経営者の強いポリシー、地域との多角的な連携の在り方を読み取る事ができた。この訪問調査で得られた結果をさらに精査し、2年目以降の調査枠組みの作成及び修正に活用する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
先行研究調査を踏まえて、実際に企業に訪問調査を行い、2年目に向けた有益な示唆を得る事ができた。
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今後の研究の推進方策 |
今後は、聞き取り調査を引き続き実施していく。地域紙の経営者を対象とした訪問調査を実施し、地域紙の思想的観点から、地域社会における地域情報の意味、位置付け、災害時及び被災地以外での地域情報提供・流通の在り方について考察する。 合わせて、「地域紙」の内容分析を実施し、「地域紙」に掲載される記事内容から、内容面から見た地域紙の特徴及び変容を明らかにする。
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次年度の研究費の使用計画 |
地域メディア関連図書の購入、訪問調査、資料整理等に使用予定。
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