居宅介護サービスを利用する要介護高齢者213人のデータから、過去3日間のアクティビティ参加の実態を明らかにした.約8割にあたる171人が,過去3日間に少なくともひとつのアクティビティに参加していた.しかしながら,7割を超える164人において,過去3日間に興味があるが参加しなかったアクティビティが少なくともひとつあり、必ずしもアクティビティのニーズが満たされているとは言えないことが明らかになった。興味があるが参加しなかった人が多かったアクティビティには「屋外の散歩」や「創作活動」など日常的に行うことができるものが含まれており,ニーズの把握と参加支援により参加状況を改善できる可能性が示唆された.
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