研究課題
若手研究(B)
本研究の目的は、幼児及び児童の身体感覚への意識性と共感性の関連を検討することであった。その結果、幼児においては、身体の感じに気づき、身体の状態の変化を正確に表現できることと共感的応答との関連が窺えた。児童においては、小学4年生及び6年生において、身体のありのままの感覚を感じられることが、共感的関心や視点取得といった共感性と関連する可能性が示された。したがって、幼児期から児童期にかけての時期においても、豊かな身体感覚への気づきを促すことが重要であることが示唆された。
社会科学