研究1「性被害の実態調査と被害児への支援実践」では、児童養護施設入所児童を対象としたトラウマ症状とストレス対処法の調査を実施し、性暴力のトラウマ体験を有する児童に対するTF-CBTの構成要素をふまえた心理教育プログラムの実施後の評価を行い、介入の効果を検討した。また、米国でTF-CBTの開発者らへのヒアリングと情報収集を行った。研究2「性加害児への治療教育の実践と効果評価」については、3年間にわたって公立の支援学校と高等学校の協力を得て、学校ベースドの指導案と教材等を開発した。これらの成果は、研究3「性暴力に関する心理教育ツールの開発」として、心理教育用リーフレットや報告書としてまとめられた。
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