研究課題
若手研究(B)
養育者(母親)のジェスチャーが子どもの言語発達に及ぼす影響を解明することを目的とした。健康な母子3組(子どもは8ヶ月から18ヶ月児)を対象に,プレイルームでの自由な遊びの様子を録画・分析した。その結果,母親のジェスチャーに子どもがすぐに反応することは少なく,子どもの自発的な発話やジェスチャーが多く見られた。このことから,子どもの言語発達を母親がジェスチャーで促すことは難しく,むしろ,子どもの自発的な発話に対して母親が適切に応答することに効果があることが示唆される。
臨床心理学