研究課題/領域番号 |
24730598
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研究機関 | ルーテル学院大学 |
研究代表者 |
植松 晃子 ルーテル学院大学, 総合人間学部, 准教授 (90614694)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 民族アイデンティティ / 自我アイデンティティ / 異文化接触 / 日本人留学生 / 帰国子女 / 国内学生 |
研究実績の概要 |
今年度は、前年度に続き、①国内の大学に通う帰国子女に調査し、さらに比較対象として②国内で育った大学生を対象に、質問紙調査とインタビュー調査を実施した。①について帰国子女12名で男子学生にも調査を実施し、さらに3年程度の滞在経験のものも含めて幅広く調査した。これまでに調査人数は合計26名となった。②は男女計28名に調査を実施した。また③縦断調査も引き続き男子交換留学生1名に実施し、留学前、留学後1か月、3か月、6か月、留学後の5回実施した。今年6月に留学後調査となる。横断的な留学生対象の質問紙調査について実施を試みたが、担当者の都合により今年度も横断調査ができなかった。ただし、都内私立大の海外メンタルヘルス研究のプロジェクトに参加し、縦断調査を実施できる見込みである。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本研究は、平成24年度に続き調査依頼先に苦慮するところである。またインタビュー調査は調査時間がかかることもあり、少しずつ時間をかけて人数を確保している段階である。また3月に持病を手術し、2週間ほど入院したこともあり、調査結果の吟味も十分できなかった。
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今後の研究の推進方策 |
今年度は、縦断調査の調査依頼も再度アプローチする。また、共同研究を実施するため、10名程度の縦断調査が実施できる見込みである。また帰国子女、国内学生の調査も引き続き行い、十分な人数を得ることで来年度はしっかり調査結果をまとめたいと考えている。
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次年度使用額が生じた理由 |
今年度は、前年度からの引き継ぎの調査が多かったため、備品の購入などがなかった。また調査依頼が上手くいかなかったため、予定していた調査ができなかった。
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次年度使用額の使用計画 |
今年度は、データ処理のためのPCや統計ソフトの購入をする。調査依頼を再度実施する。
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