本研究の目的は、体育分野で卓越した教師と言われる方々のプロ意識を導出すること、導出したプロ意識を実際の体育授業場面で表現するためにはどうすればいいのかを優れた教師(態度得点の高い教師)を対象に、実証的に検証すること、導出したプロ意識の伝達可能性を文献学的に検討することの3点を研究課題として取り組んだ。 その結果、優れた教師に共通した意識として、子どもを探る「子ども理解」に関わったプロ意識の高いことを導出した。また、こうしたプロ意識を学ぶステップとして、まずは「見ること」、次に「観ること」が教師のキャリア発達のステージであることが明らかになってきた。
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