研究課題/領域番号 |
24730678
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研究機関 | 甲南女子大学 |
研究代表者 |
伊藤 実歩子 甲南女子大学, 人間科学部, 准教授 (30411846)
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キーワード | コンピテンシー / 教育スタンダード / 前期中等教育改革 / ドイツ語圏 / 学力 / 教育評価 |
研究概要 |
平成24年度に引き続き、本年度もドイツ語圏におけるコンピテンシー概念についての研究を、主にドイツ語圏の研究者へのインタビュー調査ならびに研究に関する意見交換、討議を中心に進めた。以下にその概略を示す。 ドイツ国際教育研究所のJean-Paul Reeff氏とは、コンピテンシーについて討議した。Karl-Heinz Gruberウィーン大学教授からは、オーストリアの教育改革の現状について意見聴取を行った。Rothar Wiggerドルトムント工科大学教授とはコンピテンシー概念についての意見交換を行った。Andreas Gruschkaフランクフルト大学教授からは、コンピテンシー批判についての情報を得ることができた。 このような調査によって、ドイツ語圏の教育の現状におけるコンピテンシー概念の位置についてより詳細な知見を得ることができた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本年度10月より産前・産後休暇ならびに育児休暇取得のため、当初計画と比べて遅滞が生じている。
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今後の研究の推進方策 |
本年度の調査によって得られた知見ならびに既に発表した論文、口頭発表をまとめ『ドイツ語圏の学力と評価』(仮題)という書籍を出版することを目指している。この書籍は二部構成で6章から成る。既に3章分は発表されているため、本研究計画の終了年度までに草稿は完成する予定である。今後の課題としては、本年度に行えなかった海外調査を行うことによって、ドイツ語圏の教育の現状についての新たな知見を蓄積し、それを出版計画に反映することである。
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次年度の研究費の使用計画 |
産前産後休暇ならびに育児休業取得のため 産前産後休暇ならびに育児休業取得にともない、本研究計画の年限を1年延長することにより平成27年度以降に使用する
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