研究課題/領域番号 |
24730683
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研究機関 | 広島女学院大学 |
研究代表者 |
田中 沙織 広島女学院大学, 人間生活学部, 講師 (40548799)
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キーワード | 幼児 / 身体活動 / 保育計画 |
研究概要 |
今年度は育児休業を取得したため、新たな研究の成果は得られていない。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
平成24年度に育児休業を取得するまでは研究計画通りに進行しており、育児休業終了後の研究についても、「産前産後の休暇又は育児休業の取得に伴う補助事業期間延長承認申請書」で変更を提示した計画の通りに進んでいる。
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今後の研究の推進方策 |
平成24年度は、幼児の身体活動の現状と保育実践の内容把握についての調査を実施した。その結果を基に、今後の研究は以下のように推進する。 幼児の身体活動の現状について、幼児の生活に介在する身体活動を明らかにするために、幼稚園、保育所に通う3 歳児から5 歳児を対象に、身体活動量と運動強度のモニタリングを行う。身体活動量と運動強度のデータ収集にはデータの信憑性が高い多軸加速度計を使用し、同時に具体的な生活内容と身体活動を照合させるための観察調査を行なう。さらに、保護者を対象に幼児の生活全般に関する質問紙調査を行い、幼児の身体活動の現状を把握する。保育実践の内容については、幼稚園教諭、保育所保育士を対象とした質問紙調査および、幼稚園、保育所の観察調査を行う。質問紙調査では、3 歳児から5 歳児で実施している身体活動に関するカリキュラムの作成方法、身体活動に関する保育実践の内容、幼児期の身体活動に対する意識について調査する。観察調査では、保育実践の中でどのように身体活動が担保されているかを基準に、保育計画と実践方法を照らし合わせながら調査を行う。 また、国際的な幼児の身体活動の動向については、幼児の身体活動についてのガイドラインを逸早く編纂した国、特徴的な運動保育実践を実施している国を対象とする。調査においては、保育者へのインタビュー調査、保育実践の観察調査を実施する。また、現地の保育施設および保育施設に通う幼児の保護者からの許可が得られれば、現地の幼児を対象として身体活動量と運動強度のモニタリングを合わせて行う。
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次年度の研究費の使用計画 |
平成24年度に使用するはずであった分が、平成24年11月から産前産後休暇・育児休業を取得したため未使用であった。その未使用分を今年度に使用し、平成25年度に使用予定であった金額を平成27年度に使用する。 平成24年12月以降に実施予定にしていた研究および平成25年に実施予定にしていた研究に使用
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