研究課題
若手研究(B)
本研究では、三重県四日市市を対象地域として、高度成長期に地域の中でどのように公害教育が実践されたのかを明らかにすることを目的とした。本研究では、第一に母親たちによる二次訴訟と養護学校建設運動の展開とそこで営まれた学習活動について調査し、養護学校義務制が実現するまでの過渡期における養護学校建設運動の困難性とその中で発生した二次訴訟準備の展開について明らかにした。第二に、すでに公害による健康被害が発生している中でも、四日市市の社会教育政策が勤労青年対策に重点を置いて展開されたことを明らかにした。
社会教育論