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2013 年度 実施状況報告書

開発途上国の基礎教育における留年・退学の包括的な要因分析

研究課題

研究課題/領域番号 24730705
研究機関鳴門教育大学

研究代表者

石坂 広樹  鳴門教育大学, 大学院学校教育研究科, 准教授 (20537493)

キーワード比較教育 / 国際協力 / 不登校 / 留年 / 数学教育 / 英語教育
研究概要

本年度は、ホンジュラス、コスタリカ、フィリピンの3か国を訪問し、各国500~1000人分の中等教育校の生徒のアンケートを回収できた。同アンケートでは、登校回避傾向、学習達成目標傾向、親子間信頼感、愛着感情、自己有用感、数学不安感情、英語不安感情など、生徒を取り巻く家庭・学校・人間関係に対し生徒がどのように考え感じているかについて調査した。調査で得られた心理面の状況が学年・地域・学校・性別などで相違するのか、また、各尺度館にどのような関係があるのかについて分析している。これまでのところ、登校回避感情は、単に経済的な問題や家庭での課題だけでなく勉強への不安や学校内でに人間関係に対する不安などが関係していることが分かってきている。来年度には、7月の日本比較教育学会において、ガーナとフィリピンの分析結果について発表する予定である。シエラレオネ、ホンジュラス、コスタリカのデータについても随時発表を行い、論文作成に充てる予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

来年度実施予定であったフィリピンでの実地調査を前倒しで進めることができたことから当初以上の成果をあげることができたといえる。

今後の研究の推進方策

来年度は、これまで収集したデータの電子化を進めるとともに、各種学会で発表していく。さらに、論文の投稿も適宜行っていくこととする。また、ラオスでの調査については、データの電子化や学会発表・論文投稿の進捗具合をみて、可能であれば実施していくこととする。

次年度の研究費の使用計画

残高が542円と少額なため、次年度に繰り越すこととした。
来年度は、主にラオスやフィリピンでの調査を想定しており、主に調査旅費や必要となるデータ入力謝金、アンケート用紙を大量に印刷するためのプリンター・PCなどの購入を考えている。

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公開日: 2015-05-28  

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