外国人の子どもが「日本社会の一員」として日本で暮らしていくための具体的なキャリア教育の在り方を考察するため、研究と実践からその方法論を明らかにした。外国人生徒が多く在籍する岐阜県内にある県立高校をパイロット校として選定し、同校に在籍する外国人生徒を含むすべての高校1年生を研究対象者としてキャリア教育を実践した。その結果、外国人生徒を含むすべての高校生が参加できるキャリア教育が実践できる方法があること、外国人生徒の興味・関心の高まり、自らの進路設計に大きな可能性を生むことを明らかにすることができた。本研究結果から、パイロット校では次年度から学校(高校)主体で実践することとなった。
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