本研究の目的は、日本社会における高校中退者のキャリア形成の実態を解明することにあった。本研究では、SSM2005(2005年社会階層と社会移動に関する全国調査)の個票データならびに高校中退経験者に対する聞き取り調査にもとづき研究を遂行した。これらのデータを活用することによって、日本社会における高校中退者の初期キャリア形成の時系列変化を明らかにした。なお、今回の研究により得られた成果を基盤とした学術論文を執筆中であり、さらに、補助期間が終了した後にも、インタビュー調査を継続し本研究を発展させていく。
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