本研究の目的は「質の認識」を育成する日本伝統音楽の授業モデルを開発し、誰もが実践可能な〈伝統音楽教育のための授業パッケージ〉を制作することである。 上記の目的遂行のため、日本伝統音楽の生成過程に関する基礎的研究、伝統音楽の公開ワークショップの開催、伝統音楽の授業開発および実践検証、韓国の伝統音楽教育に関する視察等、理論および実践からのアプローチを重ね、また諸外国における伝統音楽教育の現状を概観した上で、授業パッケージ制作への手がかりを得ることができた。 成果として、伝統音楽の授業プログラム開発の視点を導出し、ブックレットとして制作・発行した。今後は公立学校の音楽科担当教員に配布予定である。
|