本研究では、「『体つくり運動』の一層の充実」に向けて、低学年の「体つくり運動」について幼小連携の視点から考察し授業づくりの視点を明らかにていくことを目的とした。 小学校低学年の「体つくり運動」においては、運動による自己理解を学習内容の柱とし、子どもそのままの姿を大切にしながら運動の「遊び」としての面白さを追求していく目的的な活動を大切にすること。またその追求の過程の中で動きを工夫したり、用具や場を工夫したりするという体験的な運動の「遊び」が体育的な「学び」としての運動へと変化していくといった学習過程を大切にすることが重要な授業づくりの視点であると捉えられた。
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